こんにちは、ニワトリです。
前回ボッタクリクリニックで誤診があったお話をしましたが、じゃあボッタクリ医師が正体を見抜けなかった「ADM」とは一体何なのか?
もし肝斑治療をしてもシミ取りレーザーをしても効果がなかったり、逆に悪化したりした方の参考になればと記しておきたいと思います!
「ADM」とは??
「ADM」とは、Acquired Dermal Melanocytosisの略称で、「後天性真皮メラノサイトーシス」のこと。「対称性真皮メラノサイトーシス」と呼ばれることもあります。
品川スキンクリニックの医師によると、原因はいまだに解明されていないそうです。遺伝子によるものなのかアジア人女性に多い傾向とのこと。以下、医師に説明してもらったことを書いておきます。
偶発年齢が早い
シミに比べて発症年齢が早く20~30代での発症が多いが、10代から発症することも。13歳以降に現れたシミ様のアザをADMと診断するらしいです。
(ニワトリ🐔は中学生の時には既にあったので13~14歳が発症時期ですね)
シミや肝斑と違って、比較的若い時に出現したものは可能性があるかもしれません。
シミより褐色がかっていて、輪郭がジワっとしている
ADMはシミより深部に存在しているため、色も輪郭も若干異なります。
輪郭はややボヤっとしていて医師が言うには「ボタン雪」のような感じ、と。
また表皮に近いものから、褐色→灰色→青色と色が違って見えます。シミよりちょっと灰色っぽかったり、青色っぽかったらADMの可能性を考えてよいのではないでしょうか。(ニワトリの場合、医師が「シミより灰色だね」って言っていました。)
しかし「メラノサイトのない真皮層のメラニンが原因」となれば、基本的に角質層までしか浸透しない化粧品はもう無力です。納得。
エステも化粧品も、ボッタクリニックでやられたシミ向けレーザーも当然無力(#^ω^)ゴルア
でも美容部員やエステティシャンが見抜けないのは許す。
しかし国家資格者である医師が美容医療の看板を掲げて診療してんのに見抜けないのは本当に許しがたい・・・。3万円と時間を返せ。
ADMが現れやすい場所
今回品川スキンクリニックの医師が私のADMを診断した際に言ったこと。
あ、見て。薄いけどおでこにも茶色いのがあるでしょ。これもADMの特徴ですよ。
というように、肝斑でやシミでは見られない全く別の特徴もあります。肝斑やシミの対応策が全く功を奏しない方は一度ご確認を。
超簡単にまとめる
- 肝斑は左右対称、頬骨の高いところにモヤモヤ。まぶたには出来ない
- シミは不規則な点々で褐色ではない
- ADMは左右対称でもなく、褐色で、額や目の下のクマが目立つ部位でも発症
と、そんな感じでしょうか。もう書けば書くほど、ニワトリのコレ、ADMでしかないんですけど、確実にヤブ医者はいるので、もうみなさん、本当にお気をつけて。。。
産婦人科の医師が見抜けなくったっていい。でも・・・
美容クリニックでスキンケア専門って名乗っているのにADMを見抜けない医師は存在します(運悪く当たったニワトリ談)。
可能なら自分で見抜こう・・・!
最後にニワトリのADMの写真を載せておくので、ご参考になさってください・・・
別にニワトリの写真じゃなくてもいいんだけどね。。。
ネットで「ADM」と画像検索してみてください。私はネットの画像検索でズラーと並んだADMの症例写真を一目みただけで
灰色のボヤボヤ・・・どうみても私のシミと同じじゃん・・・
って思ったので。 もしこの記事にたどり着いた人の中に、「シミにライムライトとか当ててるのに良くならない!!!」「美白化粧品って全然効かない」「エステ無力!!」ってヤキモキしている人がおられたら・・・ぜひ
シミではないかもしれない可能性
を考えてみてほしいなぁと思うのでした。
ADMなら健康保険が適用になるよ
そうそう、これ大事なので追記しておきます。
シミはあくまで美容としてなので消すなら自費なんだけど、ADMならアザに分類されるため(ざっくりですが)健康保険が使えます!!なので基本的に自己負担は3割です。
ただし、クリニックによっては保険診療の範囲を超えて手厚い治療をするためADMでも自費としているところもあるようなので受診前にちゃんと確認しておいた方がいいです。
ちなみにレーザー照射直後にもらった抗生物質配合のステロイド薬は保険適用の薬なので3割負担、その後の経過観察で炎症後色素沈着を防ぐためにもらったハイドロキノンのクリームは国が保険の対象とみなしていないので自費でした。
まぁ、少しややこしいですが、シミや肝斑より安くなることが多いので、ぜひ、ちゃんとADMを見極めてほしいと思います!
これまでの経緯はこちら
④ライムライト3回目ならず!~ライムライト中止→Q-YAGお試しの結果~
⑤シミ消しは医師の診断が全て ~美容医療にも誤診があると知る~
⑦ボッタクリクリニックから現在のクリニックで正しく診断を受けるまでの経緯、まとめました