初めてのレーザー治療って分からないことだらけだと思います。クリニックで事前に説明受けて、同意書にサインするのですが、その場で読んですぐに全て理解できる??
いやいや、そもそも施術直前に同意書熟読できない!!ので、私がクリニックで受け取った同意書、大事な部分だけ抜粋してお伝えします。
太田母斑・遅発性太田母斑とは
真皮層にメラニン色素が蓄積した状態です。
当院では、Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチヤグレーザー、ピコレーザーを使用し治療を行います。特にピコレーザーは治療が早いのが特徴です。メラニン色素を持った細胞だけ微粒子まで破壊し、細胞内に散らばった色素はゆっくりと分解され消えていきます。
太田母斑は4か月以上離して数回、遅発性太田母斑は6ヶ月離して3回程度の治療が必要ですが、完治することの多いあざです。
クリニックの同意書より引用
クリニックの同意書ではADMに対する説明はこんな感じです。私は太田母斑ではなく「遅発性」の方なんですが、1クール目と2クール目の感覚を4か月あけるだけでよかったりしたので、こうは書いてあっても色々医師の判断によるところも大きいかもしれません。
ちなみにADMを診断してくれたクリニックの医師は(こちらの話)
当院ではADMに有効なレーザーはピコレーザーしか持っていません。当院で治療するならピコレーザーでの治療になりますが、効果がないわけではありませんが、費用対効果を考えると、他のレーザー治療が出来るクリニックさんで治療を受けることをおススメします。
と言われたので、この同意書には「Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチヤグレーザー、ピコレーザー」を使って治療していくと書かれていますが、実際にはQスイッチルビーレーザー、Qスイッチヤグレーザーでの治療がメインだと思われます。
治療後の経過
治療直後:治療部位は血のにじみ、腫れ、水ぶくれができることがあります。
治療翌日:受診してください。
治療部位に血がにじみ、腫れ、水ぶくれが出来ることがあります。
皮膚表面が薄いかさぶたになるまで2~3日間軟膏塗布を開始します。
水ぶくれが潰れた場合、軟膏を塗り数日で乾燥するのを待ちましょう
ガーゼをしている場合は翌日外してください(治療当日にとれてしまっても心 配ありませんが、引っ搔かないように注意してください)
テープを貼っている場合は1週間テープをはがさないようにしてください。
1週間後:受診してください。
新しい表皮が出来て、カサブタが自然にはがれ落ち始めます。かさぶたが剝がれ落ちたら日焼け止めとハイドロキノンクリームを開始してください。
1ヶ月後:受診してください。
一時的に色が濃くなることがありますが、2~3か月で徐々に薄くなっていきます。レーザーの吸収の差で多少の濃淡(まだら)や強い色素沈着が生じる場合もあります。
クリニックの同意書より引用
さて治療後の経過に関してはこんな感じで書かれています。
が、1クール目も2クール目も、治療翌日に受診するよう言われたことはありません。おそらく照射後に皮膚の様子を見た段階で想定している以上にレーザーで皮膚ダメージがある場合に翌日の受診指示があるのではないかと推察しています。
私の場合、血がにじんで、腫れて、水ぶくれも出来ていましたが、治療1週間後の受診指示でした。(私の症例写真はこちら)
ただ、翌日受診しないといけないかもしれない可能性を考えて、翌日もクリニックに行ける時間を確保しておくことをおススメします。
洗顔・入浴
翌日から可能ですが、こすらないようにしてください。水ぶくれが出来ている場合やジクジクしている場合は乾燥するまで控えてください。
クリニックの同意書より引用
洗顔・入浴に関しては上記のように書かれています。が、私の場合治療当日から入浴は許可されましたし、「泡でこすらず洗ってください」とのことでした。あくまでレーザー照射後の肌の様子をみて指示を判断しているようです。
ただ、治療当日はまだ患部に熱感がこもっていて熱い湯舟につかることで痛みをぶり返したり、洗顔も泡を乗せるだけで痛かったりする場合はしたくでも出来ないと思うので、どちみち無理のない範囲でしか出来ません。
ちなみに治療当日のお風呂後のスキンケアは、
照射部位には軟膏(リンデロンVG)、それ以外の部分はいつものスキンケアでOK
との指示でした。軟膏も薄~く塗るんじゃカサブタが痛すぎて、刺激を与えないようかなり厚く塗ることしか出来ませんでした。
お化粧
擦らず落とせる程度であれば翌日から可能ですが、カサブタが剥がれ落ちるまで控えてください。
クリニックの同意書より引用
ライムライトの場合は本当にノーダウンタイムで翌日からメイクしていた私ですが、Qスイッチルビーレーザーの場合は治療翌日はまだ痛すぎで無理でした(苦笑)。予後良くするために、仕事もなるべく連休を利用して、カサブタが剥がれ落ちるまでは、メイクする必要のない日はメイク無しで過ごしています。
※カサブタの部分は紫外線が当たっても、治療により紫外線によるダメージは関係ない状態になっているとの説明を受けました。カサブタが剥がれてから日焼け止めを塗ればOK。治療部位以外の所にはメイクはしませんが石鹸でオフ出来る日焼け止めを使用しています。
同意書の内容はあくまで基本的で、治療後の指示は個々に応じて異なる
いかがでしたでしょうか。経過写真を見るだけでなく、同意書の文章と実際の流れを解説していきましたが、レーザー治療の実際のところが伝われば幸いです。
同意書はあくまで基本であり、実際に医師や看護師さんに質問をぶつけると肌状態に応じて同意書とは異なる指示を受けることもありますので、疑問に思ったことはとにかくなんでも聞いてみることが大事です^^