あまり聞きなれない「骨盤臓器脱」という病名。実は出産経験のある女性には割と経験なさっている方も多いようです。実際に私がなり、克服するまでの経緯を詳しく解説していけたらいいなと思います。
「子宮脱」「膀胱脱(瘤)」「直腸脱(瘤)」
上記の症状は「骨盤底筋」が緩んでしまうことにより、いずれかの臓器が膣から落ちてくる症状を指します。妊娠・出産・加齢を経験してきた人たちの中にも、この症状を知らない人もたくさんいらっしゃると思います。
私もまったく知りませんでした、私自身がなったその瞬間まで・・・。
おそらくこのブログのページに辿り着いた方もそうだったのではないでしょうか?
違和感こそあれど、痛みもなく、でも膣から何か出てきたその絵面が脳裏に焼き付き、精神的ショックがかなり大きい症状だと思います。
たまたま切迫早産記事でこのブログを知ってくださった方も、知っておけば万が一ご自身に症状が現れた時も落ち着いて対処が出来るかもしれませんし、この記事から初めて当ブログにたどり着いた方にも私の経験が少しでも参考になれば、と思い記憶を掘り起こして書いてみようと思います。
骨盤臓器脱について書こうと思ったきっかけ
実は、最近この記事を書こうと思うきっかけになる出来事がありました。
割と周囲の人に自身の事を話してしまうタイプの私で、いつもお世話になっていた営業さんにも以前「いやー、長女出産してから膀胱脱っていうのになって大変だったんですよ~。こうこうこういう症状で・・・」とサラッと話していたんですね。
数年後、その営業さんとお会いした時
「dacchanさん、以前お話しされていた骨盤底筋が緩んで子宮が落ちてきた話してましたよね?私も、なったんです。その後、どうなりましたか?」
と、営業さんご自身も同じ症状になったときに相談してもらえたんですよね。きっとこの症状になった人って、わざわざ家族以外の人に話したりすることも無いし、なんならかなりデリケートな部位の事なので、家族にも開けっぴろげに話したりすることも憚ってしまうかもしれません。
結果から言うと、私は半年くらい通院しながら、リングペッサリーの使用と骨盤底筋体操で下がっていた臓器の位置は元に戻り、普通に生活でき、2人目妊娠することもできました^^
子宮頚管無力症もそうですが、このような症状って周りにわざわざ話さない子どだからこそ、こうやってブログという手段で、今この症状について不安がある方の手助けになればいいなと思います。
専門家でもなく、一個人の体験談に過ぎませんが、半年で完治した、実際に膀胱脱になった患者の体験談って、気持ちを落ち着けるために有効だと思うのです。
知っておいて損はない!せっかくこのブログで骨盤臓器・骨盤底筋の存在を知っておいたら、老後(?)ちょっと安心^^
ちなみにこのブログを読んでくださっている方は産前産後の世代、20~40歳前後の方がメインかと思います。
骨盤臓器脱になりやすいのはその産後の出産のダメージでなる事と、さらにその数十年後、老化で全身の筋肉が衰える頃です。
みんながみんななると言うことではありませんが、実際になって検索しまくっていると、まあ結構、骨盤臓器や骨盤底筋関連のお悩み記事が見つかるもので。。。
今知っておけば数十年後に焦らないで済みますし(そのころには医療が発達していていろんな治療法も出ているかもしれませんが・苦笑)、そう遠くない未来、更年期付近では多くの女性が直面するであろう尿モレ問題も骨盤底筋を鍛えておくことで防げます。
よろしければ、どうぞ最後までお付き合いくださいませ^^
※結論から言うと、私は骨盤底筋体操で治りましたが、これが意外と難しく、こういったもの↓を使って骨盤底筋を鍛えるのもアリです。(医師のお墨付き)