こんにちは、子宮頚管無力症による切迫早産で3ヶ月入院していたニワトリです
このページにたどり着いた方の中には、切迫早産・自宅安静と診断された妊婦さんご本人だけではなく、パパ、じいじばあば、もしかしたら妊婦さんのお子さんや、職場の人たちもいらっしゃるかもしれません。
この記事に私がブログを開設してまで言いたかったことが集約されています。妊婦さんご本人だけでなく、ご家族や周りの方にも届きますように。
管理人から、妊婦さんのご家族へお願い
切迫早産や子宮頸管無力症と診断の後「自宅安静」と言われたら、ご家族はどうすれば良いか、妊婦さんご本人だけでなくご家族にも知っておいて欲しいことがあります。
まず、「自宅安静」とは食事・トイレ・お風呂以外は横になっている必要がある状態だと思ってください。
ご家族は“自分に出来ることは何か”をまず考えると思うのですが、答えは“家事全て”です。
“妊婦さんがやっていいこと・ダメなこと”も考えると思うのですが
やっていいことは”食事とトイレとお風呂”、ダメなことは“それ以外全部”です。
私は長女がいたため上記が不可能だから、リトドリン等の点滴や内服は必要なくても管理入院しました。
もし入院していなかったら結局リトドリンの内服も必要だったかもしれません。
切迫早産と診断されても、妊婦さん本人はいたって元気なことが多いので、ご本人もご家族も「そこまで安静にする必要ないだろう...」と思われるかもしれません。
でも子宮頸管長の伸び縮みは、完全に自覚症状がありません。だから怖いんです。
最悪の場合、自覚症状が現れた時には時すでに遅し、かもしれないのです。
「どこまで安静にすれば良かったのか」は子宮頚管が0mmになるまで正直なところ分からない。じゃあ最初から安静度はMAXにしておいた方が後悔は無いと私は思います。
(入院して管理してもらっている場合は、頻繁に子宮頚官を測定してもらえるので、様子を見て少しずつ動けます。だけど、自宅安静だと尚更妊婦さんはさぞ不安な気持ちで過ごされていると思います。)
子宮頚管長は「ふせん」みたいなもの
子宮頸管長は測るたびに長さが変わります。
私の場合最短5mm、その後30mmと計測されたこともあります。
でもこれは「子宮頸管長は“のびる”」という事ではありません。
子宮頸管長は“のびません”。

以前の記事↑でも詳しく書きましたが、
子宮頸管長はふせんみたいなもので、一度剥がれても何度でも貼り付きますが、元通りの強さでは貼り付かないのです。
ですから、最短記録を更新しないことを目標に妊婦さんは安静にします。
もしかしたら多少の家事をしても問題なく出産までたどり着けるかもしれません。
でも、もしもの事があった場合、妊婦さんもご家族も、どれだけ後悔するか計り知れません。
実際、どれだけ妊婦さんが動き回って良かったのか、それは出産まで答えが無いのです。
だから、ご家族は何が何でも妊婦さんの安静を守ってください。
そこまでのサポートが出来ないなら、入院する方が安全だと私は思っています。
それが「自宅安静と診断された時に家族が出来る事」に対する私の答えです。
少しでも妊婦さんをサポートする立場の方々の参考になれば幸いです。
実際、私も経験してみて「自宅安静より入院して良かった」と思っています。夫がこれを機に家事育児をマスターしてくれればOK。
入院でお金の心配もあるかと思いますが、それはまた別記事で解説しています。


最後に妊婦さんへ
おそらくこのページを読まれている妊婦さんは、今現在、切迫早産と診断されて不安になって、検索を繰り返しここにたどり着いた方なのではないかと思います。
可能ならこのページをご家族に読んでいただいて、ご家族にも理解を深めてもらえたらいいなと思います。
どうぞご無理なさらず、ご自愛くださいね。
ここまでの経緯
⑨家族が切迫早産・自宅安静になったら ←今ここ