このブログを書き始めて気がついたのですが、「切迫早産」と検索すると「入院」「費用」「医療費」という単語が目につきます。
赤ちゃんに対する心配と入院のストレスに、その上お金の心配もするとなると、Wのストレスで苦しいですよね。
私もそうだったのでよく分かります。
ですが、もしお金が心配だからという理由で「入院」より「自宅安静」を選ぶなら、まず先に入院にかかるお金と、もらえるお金を知ってから、入院と自宅安静を選択してほしいなと思います。
入院はとても辛いですが、万が一何かあった時にすぐ対応してもらえるという安心感は何物にも変え難いものでした。
ですので、かかるお金ともらえるお金、それぞれについて私の可能な範囲で解説してみようと思います!
長くなるので、今回はかかるお金について。
もらえるお金については次回解説しますね。
入院にかかるお金
①医療費(上限額あり)
②食事代
③差額ベッド代
大きく分けて上記3つの合計が月ごとに請求されます。以下それぞれ説明していきますね。
医療費(上限額あり)
収入によって5段階の上限額が設定されています。
世帯収入ではなく個人の収入なので、おそらく上記の表の区分「ウ」か「エ」に該当する方が大多数だと思います。
「ウ」は分かりにくいかもしれませんが、簡単に説明するとだいたい80,100円にそれ以上かかった医療費の約1%を足した金額程度と思ってください。
切迫早産で入院となると、妊娠7ヶ月だと毎日心音エコーをとり、妊娠8ヶ月くらいから毎日NSTをとられると思います。
お腹のハリが強い方だとNSTを1日2回とか。点滴とか。
そういう医療処置をしながらの入院なので健康保険で3割負担とはいえ毎日1万円以上はかかってくると思います。
それで、上記の上限額は “1ヶ月(1日〜31日)の医療費” の上限額なので、
区分「エ」の方だと57,600円
区分「ウ」の方だと80,100円+はみ出た分の1%
が請求額となります。
※ちなみにこの制度、4ヶ月目からは“多数該当”と区分に昇格し、さらに少し自己負担が軽減されます。→高額療養費・70歳以上の外来療養にかかる年間の高額療養費・高額介護合算療養費 | こんな時に健保 | 全国健康保険協会 (kyoukaikenpo.or.jp)
4か月目からは区分が「ウ」の人も上限が44,000円に下がるわけです^^(できればそんな長期間入院したくありませんが、金銭面では安心ということで・・・)
私も入院が4ヶ月にまたがったので、区分「エ」で最終月は44,400円でした。
↓私が実際に支払った記録
入院中にかかった費用
食事代
現在1食460円です。
これは収入に関係なく“標準負担額”といってみなさん一律です。
(住民税非課税世帯の方は軽減されます)
残念ながら食事代は医療費に含まれないので、上記の医療費の上限額とは別に請求されます。
院内のコンビニで済ませたい時、ご家族のから食事の差し入れや、外出許可がおりで外食したりする時は事前に病院食をスキップしてもらいたいことを伝えておけば、スキップした分の食事代はもちろん請求されません。
30日間、毎日3食となると41,400円。結構な出費ですね><;
差額ベッド代
これは病院によって様々なので、一概に言えないのですが。
私の入院した病院の場合、4人部屋では差額ベッド代は不要でした。
2人部屋から1日につき数千円、個室でもランク分けがあり、高ければ1日につき10,000円程度でした。
個人病院で個室しかない場合は差額ベッド代としては請求されない場合もあるようです。
節約が可能なのはこの③だけですね。。。
切迫早産の場合、入院開始時点では退院の目処はなかなか立たないので、まずは大部屋にしてみて、どうしても大部屋ではストレスが溜まるようなら個室を選択するのが良いかと、個人的には思います。
以上が切迫早産の入院にかかる費用となります。私はもっとかかると思っていたので、日本の健康保険制度のありがたみをヒシヒシと感じましたが、みなさんいかがでしょうか。。。
ちなみに・・・推奨はしない裏技
①の上限額は月々の精算前に健康保険に限度額証明書を交付してもらった場合です。
が、もしお金に余裕があるなら、
あえて限度額認定証を交付せず、
3割全額クレジットカードで支払い、
ポイントを貯めて、
後から上限額を超えて負担した分の償還請求を申請ことも可能です。。。
かなりポイント貯まると思います。。。
償還を受けるまで3ヶ月前後のタイムラグがあるので、余裕があれば、ですよ(・∀・;)
次回はもらえるお金について解説していこうと思います^^
私の体験談だけではなく、プロが監修した情報も見てみてください。安静中どうしてもスマホ画面ばかり見てしまうので、紙媒体の情報もいいですよ^^
以下に安静が必要な切迫妊婦さんにオススメのサービスを貼っておきます。入院が必要になるまで無理するのではなく出来るだけ上手に家事をさぼりましょう☺
ヨシケイは入院中のクマの食事としてリアルに利用していました。外食より安く、パパの自炊よりメニュー豊富&栄養バランス良しです(笑)。朝5時まで当日以降分の注文が出来るので、病院のベッドの上からポチポチしていました。
パパが離乳食中の子供の世話をする必要があるご家庭はファーストスプーンがオススメ。良い時代になりました☺
ここまでの経緯
⑰【¥】育休中の入院、育児休業給付金と傷病手当の受給は可能か?