こんにちは。第二子となる長男妊娠時に、子宮頚管無力症で切迫早産となり3ヶ月入院したニワトリと申します
このブログは、切迫早産で不安な気持ちになっている妊婦さんやご家族に向けて、また個人的な記録として、一つの例として私の体験を綴っています。少しでも参考になれば幸いです。
妊娠25週の子宮頚管長の経過
前回書いたように、主治医の切迫早産に対するリトドリン(子宮収縮抑制剤)使い方の方向性にもある程度納得し、入院3日目からはだいぶ落ち着いてきた・・・ような気がしていたのも束の間。

入院してから毎日測っていた子宮頚管長の経過は↓のような感じでした。
25w0d 17mm
25w1d 12mm
25w2d 10mm
25w3d 5.9mm(セカンドオピニオンの日)
相変わらずリトドリンの点滴も内服もなく、シャワーは衛生のために毎日OKという指示でした。(怖くて自己判断で隔日にしていたけど)
子宮頸管長は、最短だった入院当日の8.9mmより短くならないよう祈っていたのに、25週2日で5.9mmに更新してしまいました。たまたまこの日がセカンドオピニオンでした。
セカンドオピニオンの日は子宮頚管長を測定してから、医師が病室に来て話をしてくれる段取りでした。
が、子宮頚管長を測定して病室に戻った私はもう平常心ではありませんでした。
1つ前の記事で書いていたように、主治医には「最短記録(8.9mm)を更新しないように安静をこころがけましょう」と言われていたのに、更に3mm短くなり、あと5mmで赤ちゃんが子宮口にタッチする恐怖に、どうして平常心でいられるでしょうか。。。(泣)
泣きながら病室に戻った私に、同室のおばあさんが寄ってきて「私はあの時代に30週で出産したけど子供は元気に育ったよ」と励ましてくれたのですが、励ましではなく自慢にしか聞こえず、内心は
30週までもって、羨ましい。私はまだ25週・・・25週で産まれるよりだいぶ赤ちゃんが成長してるじゃないか。。。!
という気分にしかならず、涙が止まらず病室がカオスでした。

シクシク泣いているところに大学病院の医師がセカンドオピニオンに来ました。
まず「おばあちゃん、ちょっと、妊婦さんを不安にさせるようなこと言わないで」と注意してから(笑)

セカンドオピニオンにて。市内の他3病院での治療方針の違い、また切迫早産にガイドラインはないことを知る
医師の話はこうでした。
①僕はK先生(今の主治医)の方針を支持する
②K先生はあの年齢(60前くらい?)の先生にしてはめずらしく、常に最新の知見を勉強して治療に取り入れている先生である
③転院は私の自由で決めてもいい。ここから転院できる3つ病院(個人病院では受け入れてもらえないので、市の基幹病院)の対応はおそらく以下。
・K病院 絶対リトドリン長期点滴、シャワー禁止、36週まで入院
・N病院 おそらく同上
・O大学病院 大学病院は”絶対こうする”という方針はない。必ずカンファレンスにかけ産科の医師みんなで判断する。今のニワトリさんの状況だと、多分今の病院と同じ対応になると思われる。
④シロッカー手術に関しては、やるなら今週中に決断を。
⑤ただし現時点でせっかく子宮にハリがないのに、手術によってハリが生じ、しなくてよかったリトドリンを投与することになるかもしれない。また、手術によって感染症を引き起こし、それによる早産の可能性もある。
⑥ハリがないならこのままひたすら安静にすることも、とても良い選択肢。
最後にこう言われました。
出産には必ずこうしないといけないというガイドラインはない。
切迫早産になったらリトドリン投与して絶対安静は確実な治療法ということではなく“日本の慣例“なんです。
こうしなかったから早産や流産になった、と言われないための。だからK病院とN病院は必ずリトドリンすると思います。
もちろん効果がないわけではありません。
でも確実に大丈夫な方法というわけでもありません。
子宮のハリがないのに張り止めを投与して苦しい副作用に耐えるより、安静にして副作用のない生活の方があなたが辛くないと思いますよ。」
とても丁寧に説明してくれました。ネットで検索しても出てこない話。(たぶん論文とか掲載されているのでしょうが、そういったものは意味が分からず読み飛ばしてしまうし・・・)お医者さんに話を自分から聞くことって大事だなと思わされた一件でした。
これで更にこの病院に対して不信感もだいぶなくなり、まだ迷いはありましたが、だいぶ精神的に落ち着きました。
そこでやっとこう思えました。

このセカンドオピニオンを機に、今までの主治医の方針を信じようと思え、ここから先は安心して入院生活に臨めるようになったのでした。5ミリだけど。。。
続く・・・
ここまでの経緯
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⑰【¥】育休中の入院、育児休業給付金と傷病手当の受給は可能か?